アニメーション特論?
2010年07月02日 カテゴリー:授業紹介
担当は石之博和先生、現役のベテランアニメーターです。
2年から4年生までの選択の授業で、アニメーション専攻領域だけでなく、デザイン学科全体に開かれた授業です。
アニメの作画について、以下のような自作のプリントを配っています。伝えたい事があふれている感じです。
個別の相談にものってくれる優しい先生です。
(教員:木船徳光)
2010年07月02日 カテゴリー:授業紹介
担当は石之博和先生、現役のベテランアニメーターです。
2年から4年生までの選択の授業で、アニメーション専攻領域だけでなく、デザイン学科全体に開かれた授業です。
アニメの作画について、以下のような自作のプリントを配っています。伝えたい事があふれている感じです。
個別の相談にものってくれる優しい先生です。
(教員:木船徳光)
2010年06月29日 カテゴリー:イベント
アニメーション協会に続き、アニメーション学会も第12回大会及び総会が開かれました、その速報です。
広島女学院大学が今回の開催校で、大雨の中、全国からアニメーションの研究者が広島に集まって、日頃の研究の成果を発表します。
どこかで見た事のある人が発表の準備をしています。
他にも、造形大ではアニメーション史を担当してもらっている権藤俊司先生や、特別講師で去年講義をしてもらった新進気鋭の研究者、土居伸彰さんの発表もありました。
TVアニメーションについてのシンポジウムもありました。
8月には広島国際アニメーションフェスティバルがあるので、今回はお好み焼きを食べずに帰ってきました。
内容については後日発表の準備をしていた小出先生が書いてくれる予定です。アニメーションの研究にも力を入れている東京造形大でした。
(教員:木船徳光)
2010年06月27日 カテゴリー:ZOKEI ANIMATIONS, 天然バーバー
ZOKEI ANIMATIONSの中から
今日は『天然バーバー』という作品を紹介します。
作者は中村 英次郎(なかむら えいじろう)さん
東京造形大学アニメーション専攻領域の第1期生です。
この作品は、このWebZoでも授業内容を紹介している
アニメーション演習B?の授業課題
<私に関するストーリー>の1つとして
彼が3年生の時に制作したものです。
ふわっとした独特の雰囲気を持つ英次郎さんですが
この作品も彼に似て、イラストとナレーションと音楽がふわっと
独特の雰囲気をかもし出しています。
↓御覧下さい。
■『天然バーバー』/ 中村 英次郎 2005年(5’00)
自身の髪質に対するコンプレックスをはねのける素敵な作品ですが
この作品を作り終えた当時、本人が何故かいきなりストレートパーマを掛けて
さらさらヘアーで登校してきた時には、クラスメート全員がギョ!ギョ!ギョ!忘れられないエピソードとなりました。
英次郎さんて、ちょっと謎。
でも今はキリリとした社会人となって活躍しています。
今度ゆっくり語り明かしたいものです。
(教員:森まさあき)
2010年06月25日 カテゴリー:雑記
東京造形大学が事務局をやっているICAF、インターカレッッジアニメーションフェスティバルという催し物があります。
フェスティバル自体は9月下旬に国立新美術館3F講堂で開催される予定です。今年からフェスティバルディレクターが東京工芸大学の山中先生に変わって、先日一回目の学生実行委員会が、工芸大学の中野キャンパスで開かれました。
それを受けて、東京造形大学の学生たちが動き出しました。
授業が終わると人が集まってきました。そのうち、となりの教室に移動して、東京造形大学の作品集の打ち合わせが始まります。
ジングルの案を色々だし、
プレゼンしあっていました。
作品はもちろん、作品集としての完成度を高いものにしたいと燃えていました。
(教員:木船徳光)
2010年06月23日 カテゴリー:授業紹介
私(木船)はIKIFという名前の作家ユニットで活動しています。そこでやっている事を学生と一緒にやってみる、といったコンセプトで、ここ何年かやっています。
今年はオープンキャンパスとCSで何か発表する事にしました。学生達と日夜それに向けて色々やっています。
みんな白い服を着て、お互いを撮影しています。
影絵のような事もやる事が決まってきました。
かくアニメーションもやっています。
まだすべてが決定したわけではありませんが、面白い視覚体験になる予定です。
校外授業で、横の欄にのっているノルシュテイン&ヤールブソワ展にも行きました。図録でよくわからない、撮影台を再現したマケットが必見でした。今週で終わりなので、行っていない人はあせって行きましょう。
海に面した美術館は気持ちのいいロケーションなので、観賞後、散歩もできます。
(教員:木船徳光)
2010年06月23日 カテゴリー:ZOKEI ANIMATIONS, かべしねかり
東京造形大学の新校舎の建設に合わせて
昨年2009年のオープンキャンパスで、工事用フェンスの壁面に
ライブペイントを描く!というイベントがあり
アニメーション専攻領域の当時4年生の有志が
「伝説の5人の勇者」としてこれに挑みました。
工事用壁面のライブペイントは、各専攻間でその出来を競う!
と言う人気投票決戦なるイベントも行われましたが
残念ながら金メダルには届かず、勇者達はそれぞれの道に旅立っていきました。
しかしその後、作品保存は期間限定と言われながら・・・
なぜか未だにそのまま残されているのは、この「かべしねかり」だけ。
造形大学の学食の横で今も素敵な<壁の華>となっています。
シネカリとはそもそもフィルムの一コマ一コマを
直接引っ掻いてキズを付けて画を描き創り出す
カメラを使わない実験的アニメーション制作法の1つ。
この「かべしねかり」は、遠目から見ると1つの画ですが
近くからよ〜く見るとフィルムのコマのような小さなマス画で出来ており
これを1つずつコマ撮りで撮ると、なんと!アニメーションになる!という
まるでだまし絵のようなユニークな作品でした。
新校舎が完成すると、この工事用壁も撤去されてしまうので
せっかくの名画(?)も無くなってしまいます。
新校舎完成は今月一杯の予定・・・。
実物が見られるのも、もう少しだけの間だけです。
東京造形大学キャンパスの期間限定の隠れた名所!?
もし造形大にいらしたら、学食(カフェテリア)の右手裏を
ちょっと覗いてみてはいかがでしょうか?
■『かべしねかり』 / チーム「しねかり」 2009年(1’40)
今年のオープンキャンパスも
いよいよ来月の16〜18日に迫っています!
(教員:森まさあき)
2010年06月22日 カテゴリー:雑記
日曜日にJAA日本アニメーション協会の総会が催されました。
JAA日本アニメーション協会とは
アニメーションに関わる作家や、仕事人、研究家などが集まる団体で
今年も沢山の会員が年に1回のこの総会に集合しました。
会員数は現在およそ180人。
東京造形大学の専任教授、小出・木船・森のアニメ三銃士はもちろん
造形大学に非常勤で教えにいらしていただいている先生方や
造形大のOBも多く在籍しています。
今年は造形大のアニメーション専攻領域の第1期卒業生
中田彩佳、山田桃子、坂元友介の3人も新会員として入会し
JAAデビューです!
おお!遂に同じ土俵に上がって来てくれたか〜!
と、教え子たちが会員になって先生達も感無量〜!
懐かしい顔が揃って、会場の隅でニコニコ、パチリ!
あれ!?
造形大が集まって何やってんの〜?
と、他の非常勤の先生方や、遅れてやって来た坂元君も交えて
またまたパチリ!
楽しい会となりました。
アニメーションの繋がりって良いものです。
(教員:森まさあき)
2010年06月21日 カテゴリー:授業紹介
木曜日の午後「アニメーション演習B1」
<私に関するストーリー>も、各自のストーリーが決まり
そろそろビデオコンテが出来上がり始めています。
今年はどんな<マイストーリー>が進んでいるのか?
ちょっと見せて・・・と、興味津々でやって来たのが
午前中の「アニメーション研究C」を終えた
こづつみPON先生。
せっかくいらっしゃったので
今日は特別に2人揃ったW体制で
学生たちの発表のスペシャル・チェックです!
2人の先生のW熱血指導を浴びて
学生達も緊張しまくりです!
でもこういうのが良い刺激になるんです。
頑張れ3年生〜!
(教員:森まさあき)
2010年06月19日 カテゴリー:授業紹介
1年生が最初にやる実習系の授業です。デジタルアニメーション基礎演習?と二つで一つな関係です。アナログとデジタル、両方使って、アニメーションを制作する基礎を学びます。マグネットの円盤を動かしたり、動画を描いたり、いろいろやります。最初の頃に、両方の授業の素材を撮影するため、多摩動物園に行ったりもしました。その時の集合写真です、今年の1年生はいっぱいいます。
基本は動きについて学ぶ授業ですが、どうやって学ぶのかを学ぶ授業になっています。カメラの使い方や、撮影台の使い方、教室の使い方等も実習を通して学んでいきます。
この時は棒人間の切り紙アニメーションの課題でした。7-402教室で紙を切って棒人間の人形を作ります。
その人形を持って、班ごとに7-401教室で移動し、
造形大学の地下にある写真スタジオで撮影した、自分の歩きの撮連続写真を参考にしながら、アニメーションをつけていきます。
失敗を前提とした課題でしたが、紙人形に悪戦苦闘しながら、楽しそうに歩かせていました。時間に余裕のある班は自由に棒人間を動かしていて、これもよくできていました。これから何度も、手を替え品を替え出される、歩きのアニメーションの、最初の課題でした。
(教員:木船徳光)
2010年06月19日 カテゴリー:ZOKEI ANIMATIONS, 十打箱
ZOKEI ANIMATIONS の中から
今日は『十打箱』という作品を紹介します。
作者は、河内 大輔(かわうち だいすけ)さん
東京造形大学にまだアニメーション専攻領域が無かった2002年に
視覚伝達専攻領域「映像」の映画コースを卒業し
そこから更に1年間、研究生として在籍し学びました。
これは2003年に制作された作品です。
現在のアニメーション専攻領域は、河内さんが研究生修了となった
2003年の春からのスタートでしたので
彼の学生時代にはまだアニメーションの演習授業は週一にしかなく
しかも希望者が多いため、その履修は抽選で決められる、という状況!
「今の学生たちは本当にうらやましい!」と語っていました。
でもそうした環境で作られたとは思えない
楽しく洒落たアニメーション作品になっています。
まずはWebZo初の動画表示をお楽しみ下さい!
■『十打箱』ten count box / 河内 大輔 2003年(1’20)
河内大輔さん、現在はゲーム制作会社に勤務
「Guily Gear 2」「プリンセス・オン・アイス」
「Blaz Blue」などをはじめとするゲームのための
3D・2Dキャラアニメーションを作っています。
これから東京造形大学を目指す方たちへ何かひとこと!とお願いしたところ
以下のような温かいメッセージをいただきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アニメーションを作っていると、自然と周りに仲間が増えます。
その仲間たちを手伝ったり、手伝ってもらったり、アイデアを出し合ったり…
アニメーション制作に励んだ僕の大学時代はたいへん有意義なものでした。
というのも、この大学には自発的にに自主制作できる環境が整っていて、学生たちの意欲も高いからだと思います。
受験生のみなさんもいずれこの場所でアニメーションを学べるようになったらいいなと、心から応援いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
河内大輔さん、ありがとうございました!
これからも御活躍を応援しています!
(教員:森まさあき)
今や国際的にも認められる日本のアニメーション文化。東京造形大学のアニメーション専攻領域は、他に先駆けて本学が着目してきた領域です。単なるオタク・アニメではなく、アートや実験映像、CGやパペットなど、様々なアプローチからその理論や技術、そして現象を研究し、新たな表現手段の可能性を幅広い視野を持ってバランス良く実践的に学べることを目指しています。