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木船ゼミ

私(木船)はIKIFという名前の作家ユニットで活動しています。そこでやっている事を学生と一緒にやってみる、といったコンセプトで、ここ何年かやっています。

今年はオープンキャンパスとCSで何か発表する事にしました。学生達と日夜それに向けて色々やっています。

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みんな白い服を着て、お互いを撮影しています。

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影絵のような事もやる事が決まってきました。

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かくアニメーションもやっています。

まだすべてが決定したわけではありませんが、面白い視覚体験になる予定です。

校外授業で、横の欄にのっているノルシュテイン&ヤールブソワ展にも行きました。図録でよくわからない、撮影台を再現したマケットが必見でした。今週で終わりなので、行っていない人はあせって行きましょう。

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海に面した美術館は気持ちのいいロケーションなので、観賞後、散歩もできます。


(教員:木船徳光)

『かべしねかり』

東京造形大学の新校舎の建設に合わせて
昨年2009年のオープンキャンパスで、工事用フェンスの壁面に
ライブペイントを描く!というイベントがあり
アニメーション専攻領域の当時4年生の有志が
「伝説の5人の勇者」としてこれに挑みました。

工事用壁面のライブペイントは、各専攻間でその出来を競う!
と言う人気投票決戦なるイベントも行われましたが
残念ながら金メダルには届かず、勇者達はそれぞれの道に旅立っていきました。

かべしね伝説

しかしその後、作品保存は期間限定と言われながら・・・
なぜか未だにそのまま残されているのは、この「かべしねかり」だけ。
造形大学の学食の横で今も素敵な<壁の華>となっています。

かべしね伝説

シネカリとはそもそもフィルムの一コマ一コマを
直接引っ掻いてキズを付けて画を描き創り出す
カメラを使わない実験的アニメーション制作法の1つ。

この「かべしねかり」は、遠目から見ると1つの画ですが
近くからよ〜く見るとフィルムのコマのような小さなマス画で出来ており
これを1つずつコマ撮りで撮ると、なんと!アニメーションになる!という
まるでだまし絵のようなユニークな作品でした。

かべしね伝説かべしね伝説

新校舎が完成すると、この工事用壁も撤去されてしまうので
せっかくの名画(?)も無くなってしまいます。
新校舎完成は今月一杯の予定・・・。
実物が見られるのも、もう少しだけの間だけです。

東京造形大学キャンパスの期間限定の隠れた名所!?
もし造形大にいらしたら、学食(カフェテリア)の右手裏を
ちょっと覗いてみてはいかがでしょうか?


『かべしねかり』 / チーム「しねかり」 2009年(1’40)

今年のオープンキャンパスも
いよいよ来月の16〜18日に迫っています!


(教員:森まさあき)

勢揃い

日曜日にJAA日本アニメーション協会の総会が催されました。
JAA日本アニメーション協会とは
アニメーションに関わる作家や、仕事人、研究家などが集まる団体で
今年も沢山の会員が年に1回のこの総会に集合しました。

会員数は現在およそ180人。
東京造形大学の専任教授、小出・木船・森のアニメ三銃士はもちろん
造形大学に非常勤で教えにいらしていただいている先生方や
造形大のOBも多く在籍しています。

OBも交えて!

今年は造形大のアニメーション専攻領域の第1期卒業生
中田彩佳、山田桃子、坂元友介の3人も新会員として入会し
JAAデビューです!

おお!遂に同じ土俵に上がって来てくれたか〜!
と、教え子たちが会員になって先生達も感無量〜!
懐かしい顔が揃って、会場の隅でニコニコ、パチリ!

あれ!?
造形大が集まって何やってんの〜?
と、他の非常勤の先生方や、遅れてやって来た坂元君も交えて
またまたパチリ!

先生も交えて!

楽しい会となりました。
アニメーションの繋がりって良いものです。


(教員:森まさあき)

W攻撃!

木曜日の午後「アニメーション演習B1」
<私に関するストーリー>も、各自のストーリーが決まり
そろそろビデオコンテが出来上がり始めています。

W攻撃!

今年はどんな<マイストーリー>が進んでいるのか?
ちょっと見せて・・・と、興味津々でやって来たのが
午前中の「アニメーション研究C」を終えた
こづつみPON先生。

せっかくいらっしゃったので
今日は特別に2人揃ったW体制で
学生たちの発表のスペシャル・チェックです!

それぞれの発表それぞれの発表

2人の先生のW熱血指導を浴びて
学生達も緊張しまくりです!
でもこういうのが良い刺激になるんです。
頑張れ3年生〜!


(教員:森まさあき)

アニメーション原理?

1年生が最初にやる実習系の授業です。デジタルアニメーション基礎演習?と二つで一つな関係です。アナログとデジタル、両方使って、アニメーションを制作する基礎を学びます。マグネットの円盤を動かしたり、動画を描いたり、いろいろやります。最初の頃に、両方の授業の素材を撮影するため、多摩動物園に行ったりもしました。その時の集合写真です、今年の1年生はいっぱいいます。

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基本は動きについて学ぶ授業ですが、どうやって学ぶのかを学ぶ授業になっています。カメラの使い方や、撮影台の使い方、教室の使い方等も実習を通して学んでいきます。

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この時は棒人間の切り紙アニメーションの課題でした。7-402教室で紙を切って棒人間の人形を作ります。

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その人形を持って、班ごとに7-401教室で移動し、

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造形大学の地下にある写真スタジオで撮影した、自分の歩きの撮連続写真を参考にしながら、アニメーションをつけていきます。

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失敗を前提とした課題でしたが、紙人形に悪戦苦闘しながら、楽しそうに歩かせていました。時間に余裕のある班は自由に棒人間を動かしていて、これもよくできていました。これから何度も、手を替え品を替え出される、歩きのアニメーションの、最初の課題でした。


(教員:木船徳光)

『十打箱』

ZOKEI ANIMATIONS の中から
今日は『十打箱』という作品を紹介します。

作者は、河内 大輔(かわうち だいすけ)さん
東京造形大学にまだアニメーション専攻領域が無かった2002年に
視覚伝達専攻領域「映像」の映画コースを卒業し
そこから更に1年間、研究生として在籍し学びました。
これは2003年に制作された作品です。

現在のアニメーション専攻領域は、河内さんが研究生修了となった
2003年の春からのスタートでしたので
彼の学生時代にはまだアニメーションの演習授業は週一にしかなく
しかも希望者が多いため、その履修は抽選で決められる、という状況!

「今の学生たちは本当にうらやましい!」と語っていました。

でもそうした環境で作られたとは思えない
楽しく洒落たアニメーション作品になっています。

まずはWebZo初の動画表示をお楽しみ下さい!


『十打箱』ten count box / 河内 大輔 2003年(1’20)

河内大輔さん、現在はゲーム制作会社に勤務
「Guily Gear 2」「プリンセス・オン・アイス」
「Blaz Blue」などをはじめとするゲームのための
3D・2Dキャラアニメーションを作っています。

これから東京造形大学を目指す方たちへ何かひとこと!とお願いしたところ
以下のような温かいメッセージをいただきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アニメーションを作っていると、自然と周りに仲間が増えます。
その仲間たちを手伝ったり、手伝ってもらったり、アイデアを出し合ったり…
アニメーション制作に励んだ僕の大学時代はたいへん有意義なものでした。
というのも、この大学には自発的にに自主制作できる環境が整っていて、学生たちの意欲も高いからだと思います。
受験生のみなさんもいずれこの場所でアニメーションを学べるようになったらいいなと、心から応援いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

河内大輔さん、ありがとうございました!
これからも御活躍を応援しています!


(教員:森まさあき)

立体アニメーション Part-4

今日の「立体アニメーション」は背景作り。
教室はいつもと全く違う様相になっています。

立体アニメーション

B全サイズの画用紙を床に直接張り、まずは好きな色に塗り
乾いたその上から、さらに好みの色でタッチを入れます。

自分の作った人形の背景となる、色ムラバック。
手や道具を使って、思うがままにペタペタ・・・

背景作り

グラフィック専攻の学生もインダストリアルも室内建築も
映画も写真もテキスタイルも・・・
今日は久々に絵の具まみれになる日です。

背景作り

絵の具の感触を楽しんでペタペタやっているうちに
それぞれ個性的なムラバックが出来上がりました。

出来上がり!

出来上がり!


(教員:森まさあき)

アニメーション演習B

木曜日の午後は「アニメーション演習B」
3年生のための授業です。

テーマは <私に関するストーリー >
自分が体験したことを元に、エピソードをピックアップし
まずは文章を作り、それを自分で朗読して録音
さらにそれを聞きながら画コンテを描き、短編アニメーションを作り上げる!
個人制作のための演習です。

まずはシナリオとなる文章を書いて、みんなの前で発表です。

マイストーリー
クラスメイトの発表に聞き入る

それぞれの学生の、それぞれのマイストーリー。

実際に体験した時の状況や心の動きを盛り込むのがポイントで
単なる事件の報告で終わらないように
気の利いた面白い文章を書くのは大変!

先生のOKはなかなか出ません!
しかし、この授業から数々の名作が生まれているのも事実。

さあ、今日こそ先生の「イイね!」の一言が出るでしょうか?


(教員:森まさあき)

アニメーション研究C 第2章!

先週までの<身体表現>から一転して、今日から2人目の先生登場です!
その名は、こづつみPON先生!

こづつみPON先生

CMの仕事を中心に活躍されている
現役バリバリの職人的な名アニメーターです。

初日の授業の様子はどうかな〜?と、のんびり教室をのぞきに行ったら
教室中を学生達がワサワサと動き回っていて、スゴイ事に!

PON先生初日!

今日のテーマは「歩き」のメカニズムをしっかり覚える!
ほ〜ら、やっぱりね!
アニメーションの基本は、人形だろうと、2Dだろうと一緒なんです!

とにかく今日は、描いて・描いて・描いて!

とにかく動画!描くべし!

撮って、撮って、撮って!

撮るべし!

そしてまずは、自己チェック!チェック!チェック!

チェックすべし!

そこにPON先生の厳しいチェック&アドバイスが
入る、入る、入る!

そして熱血チェック!

PON先生、全6週間その熱血指導で
学生達をユッサユッサと揺さぶり続けて下さい!
どうぞよろしく〜!

今日も汗だくPON先生!


(教員:森まさあき)

立体アニメーション Part-3

今日の立体アニメーションは、いよいよ「走り」の撮影です。
一歩ずつ地に足を付ける「歩き」とは違って
「走り」は空中に身体が浮きます。

となると・・・
そうです!<吊り>のテクニックが必要となります。

「走り」の撮影「走り」の撮影

ニコニコと楽しそうに作業していますが
実は糸吊りのテクニックはとても神経を使います。

授業では先生特製の簡易吊り具を使っての実習です。

特製簡易吊り具吊り具吊られた人形立ち

これをセンチュリーと呼ばれる撮影用スタンドに取り付けて作業します。
何人もの学生が同時にアニメートするので
撮影台の上は結構複雑なセッティングになってしまいます。

吊り具を使う吊り具を使う吊り具を使う

さ〜て、糸が絡んでケンカしないように
上手く走らせることが出来るでしょうか?


(教員:森まさあき)


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ZOKEI ANIMATIONS

PICK UP !

■ ZAA誕生!
東京造形大学アニメーション専攻の作品群が楽しめる 「ZOKEI
ANIMATIONS ARCHIVES」略して
「ZAA」がスタートしました。
専攻設立から始まる膨大な量の過去作品群や、読み物、インタビュー記事、アニメコーナーなどなど
その内容も続々とリニューアルしつつのオープンですので、段々充実するワンダーランド!
待望のアーカイブ・サイトです。
まずはどんなものか?どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。
https://www.anizo.com/
ZAA

■アニメーション専攻領域について

今や国際的にも認められる日本のアニメーション文化。東京造形大学のアニメーション専攻領域は、他に先駆けて本学が着目してきた領域です。単なるオタク・アニメではなく、アートや実験映像、CGやパペットなど、様々なアプローチからその理論や技術、そして現象を研究し、新たな表現手段の可能性を幅広い視野を持ってバランス良く実践的に学べることを目指しています。

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