2012年12月の記事
2012年12月21日 カテゴリー:卒制指導
今年も4年生の卒業制作の追い込み時期がやってきました。
年明けの1月の提出締め切りを前にして、まずは何処まで出来上がったか?最終チェックとなる講評会は、今年も木船・小出・森、3人の専任教授と、特任教授の和田先生を合わせた4人が揃って、学生1人1人に個別面談するガチンコ講評会です。
今日はまだ完成度7割を切る学生も多く、教授達からも厳しいアドバイスの嵐が飛びます。学生達は大緊張ですが、これ位の発破掛けをしないと、なかなかラストスパートに繋がりません。
約4週間後となる最終締め切りには、キチッとした作品に仕上げて、気持ち良く卒業を迎えてほしいものです。
頑張れ4年生!目指せZOKEI賞!
2012年12月11日 カテゴリー:授業紹介
「アニメーション概論」は1年間を通じて様々なアニメーション作品に触れ、アニメーションの持つ表現力の多彩さを体感する内容。
専任の小出 正志(こいで まさし)教授が担当するアニメーション専攻1年生の基礎科目、必修授業です。
今日はゲスト講師にアニメーション作家の和田 淳(わだ あつし)さんをお招きしての特別授業でした。
和田 淳さんは独学でアニメーション制作を始めた後、イメージフォーラムの映像研究所でアニメーションをさらに学びましたが仕事には結びつかず、一旦実家のある神戸に戻り郵便局で働いていた、という苦労人的な経歴を持ちます。
しかしその後、やはり自分はアニメーションの道を極めたい!と一念発起し、横浜にある東京藝術大学大学院のアニメーション専攻への進学を果たし、その大学院での卒業終了作品となる「わからないブタ」が文化庁メディア芸術祭 優秀賞、広島国際アニメーションフェスティバル 優秀賞他、世界各地のフェスティバルで受賞。
さらに最新作「グレートラビット」が今年のベルリン国際映画祭でグランプリに次ぐ銀熊賞を受賞するなど快挙を遂げ、今や、のりにのった注目の日本人若手作家さんとなりました。
独特のユーモアセンス、独特のテンポ感、驚くほど繊細な線と淡い日本画のような独特の色合い、これが和田敦ワールド。
和田淳公式サイト
授業ではアニメーション作りを始めた頃から近作まで、作品上映に合わせて、御自身がどういうところを面白いと思って作品を作っているのか?といった、興味深いお話しが一杯でした。
和田さんは今週この授業以外の授業でもゲスト講師として造形大で特別授業を担当していただいています。
今まさに現役で大活躍されている作家さんの生のレクチャーを受けられるなんて、造形大生は幸せです。
貴重な講義に学生達も耳をそばだてて聴き入っていました。
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