2010年10月
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2010年10月の記事

アニメーション論B

毎年後期に開講している「アニメーション論B」は
私の専門分野でもある人形アニメーションの歴史と技術とその発展など
人形アニメーション独特の様々な表現法を紹介する90分の講義授業です。

チェコのイジィ・トルンカから始まり、同じチェコのカレル・ゼーマン、
ハンガリー出身のジョージ・パル、ロシアのラディスラフ・スタレビッチ、と
内容は作家またはテクニックのくくりで毎回テーマが替わります。

単なる紹介ばかりでなく、学生達が興味を持ってその後に各自がそれらを探して見るように、楽しく見せようというのが、この講義のポリシー。

ハリーハウゼン関連書籍

今進めているのは「レイ・ハリーハウゼン」の巻。
いわゆる<お人形さんお人形さんしたアニメーション>とは違う
映画の特殊効果(スペシャルエフェクト)として人形アニメーションを用いて成功した作品群の紹介。
「キングコング」のウィリス・H・オブライエンから始まり、それを単なる怪獣映画からファンタジー映画にまで表現を広げたハリーハウゼンの偉業と、それに影響された後続者たちの進んだ道。

私自身がアニメーションの道に進む大きなきっかけとなった、敬愛する特撮の神様=レイ・ハリーハウゼン先生に関して熱く語る!この講義の1つの山場です。今期は調子に乗って、このテーマで3週間やります!ハハハ・・・

講義にはアニメーション専攻の学生ばかりでなくグラフィックや室内建築
テキスタイルに映画、写真、サステナブルなどといった、他の専攻領域の学生も履修出来るので、履修者も軽く100人を越える大家族授業です。

来週のテーマはいよいよ
<そしてそのコマ撮り恐竜たちは、なぜ絶滅の危機に陥ったのか!?>

それが終わると、その翌週からテーマは<クレイアニメーションの歴史>に入ります。面白そうでしょ?


(教員:森まさあき)

『おるすばん』

ZOKEI ANIMATIONSの中から
もう1つ『おるすばん』という作品を紹介します。

制作したのは坂元 友介(さかもとゆうすけ)さん。
東京造形大学アニメーション専攻領域の第1期生です。

高校時代からアニメーションを作り始め
東京造形大学に入学してからも
『在来線の座席下に住む男』『焼魚の唄』
『電信柱のお母さん』『蒲公英の姉』などなど
人形や切り紙、そして手書きのアニメーションと様々なテクニックを使ったそのユニークな作風と発想が話題となり、各種コンテストで多数受賞!NHKのデジスタでも紹介!と、それはそれは大活躍でした。

大学卒業後は東京造形大学大学院に進み、更に腕を磨き、修了制作として作られたのが、この『おるすばん』です。

彼はアイデアの宝庫で、色々なお話しを思い描き、空想するのが好き。
『おるすばん』はそんな彼が「絵本のようなアニメーションを作りたい!」というアイデアからスタートしたものです。

幾つもの章からなる、組曲のような作品です。
出来れば画面を大きくして御覧下さい。


■『おるすばん』/ 坂元 友介  2009年(12’15)

個人作家として下北沢で特集上映会を開いたりした後に
大学院を卒業した坂元さんは、CMの制作会社の演出部に弟子入りし、ああ早くCM作家としても1本立ちがしたい!と夢を抱きながら、現在も多忙な毎日をめくるめく送っているようです。

頑張れ東京造形大学OB〜!


(教員:森まさあき)

『くじびき』

ZOKEI ANIMATIONSの中から
今日は『くじびき』という作品を紹介します。

作者は李 東勲(イ ドンフン)さん。
韓国からやって来た留学生で
東京造形大学の大学院で3年間学びました。
『くじびき』はそんな彼の修了制作です。

実は彼、大学院の修了制作として本当は別の作品を計画していたのです。
ところがどうしてもその作品が卒業に間に合わず、替わりに以前から制作を続けていた、この『くじびき』を仕上げて、何とか修了に漕ぎ着くことになりました。

まずは、色々と思いの詰まった彼の作品を御覧下さい。


■『くじびき』/ 李 東勲 2008年(5’45)

卒業後も制作を続けていた本来の修了制作となる『夢の案内人』は、卒業して1年以上経った今年ようやく完成!
先日東京と京都で催されたICAF2010で東京造形大学の代表作品の1本として、めでたく上映されました。

アニメーションは一日にしてならず!と言うことでしょうか?

スローペースながらも着実に制作を進めている李 東勲(イ ドンフン)さんの今後を応援したいと思います。


(教員:森まさあき)

アニメーション演習 A-ll

「アニメーション演習 A-II」は2年生のための演習授業です。
前期の演習はグループによるアニメーション作品の制作でしたが
後期はそれが、いよいよ個人作品の制作になります。

まずは自分自身を上手く表現しなくては!ということで
初日は「他己紹介」の実践から。

「自己紹介」は自分を紹介しますが
「他己紹介」は他人を紹介するもの。

2人1組になってお互いをインタビューし
その情報を元にどうやって相手を上手く紹介するか
自分なりにその内容を短時間でまとめて発表する、ゲーム性のある授業。

他己紹介のためのインタビュー

他己紹介のためのインタビュー

クジ引きで決まった相手とちょっと照れながら打合せ
普段話したことのない相手でも、意外な一面を発見したり・・・
それをまとめて、みんなの前で紹介発表!
いつまでも照れてちゃダメよ!

照れながら他己紹介

人前でもキチンと話し、しっかり表現できるように
まずはそんなトレーニングを体験

他己紹介

ドキドキしながらも発表は、みんなそれぞれにハツラツとして見えます。

アニメーション演習?

その初々しさをいつまでも忘れないでね〜!


(教員:森まさあき)

アニメーション原理ll

「アニメーション原理II」は1年生のための後期の演習授業です。
テーマは<音楽に合わせての切り紙アニメーション>

切り紙アニメーション

まずは思い思いのデザインで切り紙人形を作り
音楽のテンポを計ってアニメーションシートに書き出したら
それに従って歩きと走りの動きを設計してコマ撮り撮影をしていきます。

コマ撮り撮影

簡単なようですが、リズムに合わせてコマ撮りで動かすのって
意外に大変なんです!

コマ撮り撮影

しかも人形や背景を凝って作りすぎると
アニメートの難易度がさらに上がって・・・

アニメーション原理?

まずは自分の身体で動かしの感覚を覚えてくれなくちゃね・・・

みんなヒ〜ヒ〜!言いながらも
楽しそうにやっています。


(教員:森まさあき)


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ZOKEI ANIMATIONS

PICK UP !

■インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル ICAF2017
今年もICAFの季節がやって来ました。アニメーションを教育として教えている全国の大学、大学院、専門学校の学生作品、しかも新作ばかりを一同に会した夢のフェスティバル。今年の参加校は28校。

インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル ICAF 2017
会期:2017年9月15日(金)
       〜18日(祝)
会場:国立新美術館
   (東京都港区六本木7-22-2)
   3F講堂+研修室
入場:無料

東京造形大学の作品上映は9月17日(土) C-2 プログラム(14:20〜)となります。
その他スケジュールなど、今年の詳細はこちら


ICAF2017

■アニメーション専攻領域について

今や国際的にも認められる日本のアニメーション文化。東京造形大学のアニメーション専攻領域は、他に先駆けて本学が着目してきた領域です。単なるオタク・アニメではなく、アートや実験映像、CGやパペットなど、様々なアプローチからその理論や技術、そして現象を研究し、新たな表現手段の可能性を幅広い視野を持ってバランス良く実践的に学べることを目指しています。

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