2015年05月08日 カテゴリー:お知らせ

フランスの「アヌシー国際アニメーション映画祭」毎年開かれる世界的なアニメーション・フェスティバル、これに向けて世界中から数多くのクリエーターが新作アニメーションの参加応募をします。今年は6月15日から6日間開かれるこの映画祭に、95カ国から2,606本のエントリーがあり、その中から215作品が上映され、各部門別に賞も与えられます。
この世界的なアニメーションの祭典に今年、造形大アニメ専攻第1期生の坂元友介(さかもとゆうすけ)さんの短編がイン・コンペ、つまり上映される215本の中に見事に選ばれました!
作品は『ナポリタンの夜』何やら少々ホラーチックな怪しい雰囲気のこの作品。どんな内容なんでしょう?

このアヌシー映画祭。何しろ世界的なイベントですから、イン・コンペするだけでも大変名誉な事です。坂元さん自身も過去に数回エントリーし何度も落とされ悔しい思いをしていますから、今回のイン・コンペはまさに快挙!ぜひとも造形大パワーを持ってして、フランスで大暴れして欲しいものです。
アニメ専攻第1期生の坂元さんは在学中から「焼き魚の唄」「電信柱のお母さん」など作品を次々と生み出し、2007年に卒業後さらに造形大学大学院に進学、そして現在はCM制作会社に勤務しながらも自主的に創作活動として短編アニメーションをひたすらコツコツと作り続けているという硬派な実力の持ち主。
彼の大学院での終了制作『おるすばん』は→こちら
今回のイン・コンペのお祝いを伝えつつ、せっかくなので造形大の後輩たちに何か一言メッセージを!とお願いしてみました。
「大学はただの場所です、そこで何を得て、何を失うかは皆さんの選択次第です。たくさん観てください、たくさん恋してください、たくさん遊んで、たくさんの喜びと悲しみを経験して、それ以上にたくさん作ってください、短編アニメーションを。
…でも、実を言えばそんなもん作るより恋のほうを大切にしてください、と今は思います。」坂元
坂元さん、ありがとうございました。
「恋する大学=東京造形大学」を目指して、学生たちにアニメーションと恋と勉学にバランス良く勤しむように伝えておきます。
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http://natalie.mu/eiga/news/146091
2015年05月04日 カテゴリー:授業紹介
さて、4月から新学期も開始! 造形大アニメーション専攻領域では、2年生から3年生までの2年間に亘って、『オムニバス』と呼ばれている、「アニメーション研究A~D」という授業があります。
週一回、4週間~7週間のスパンで、現場で活躍するクリエイターの方々を続々と講師に招き、ユニークで実践的な講座を行ってもらうのです。
というわけで、新3年生のオムニバス授業=アニメーション研究Cのトップバッター講師は、<パントマイム伝道師♪シスターひろみ>こと、細川紘未(ほそかわ・ひろみ)先生!

先生が担当されるのは『身体表現』。その名も、「パントマイム式・クリエイターのための自分感覚活性化講座」! そう、パントマイムの授業なのです!
え? アニメーション専攻でパントマイム?
いえいえ、パントマイムは、キャラクターアニメーションの基礎。キャラクターたちは、その身体の動き=演技によって、魂を与えられます。身体を使った演技の基礎は、頭の中の座学だけでは、きっとダメ。だからプロフェッショナルの先生に教わりながら、実践! なのです。

アニメーターは、自ら役者として、その状況動作と裏にある意識や感情を表現しなくてはなりません。パントマイムは、実はアニメーションにとって、その表現の土台となる重要な要素であるといえるのです。
「重心の意識」「自主的運動」「受動的運動」「固定点」。実際にこれらを身体の各部位の動きのなかで表現できてこそ、アニメーターなのです。
授業は、大学院棟の教室を特別に借りて行われています。鏡の前で、とにかく自分の身体だけを使って、さまざまな表現を学んでゆく学生たち。 普段は机の前で絵を描くことが多いみんなも、汗をかき、身体を意識し、動かすことで、頭も身体も、柔らかく!

「クリエイターは体力だ!」「楽しむことが一番!」 とおっしゃる細川先生。この授業では、まさに身をもって、そんなポジティブなコミュニケーション能力を、仲間たちとともに体得できることも、大きな魅力となっています。
みんな良い表情!
次回は、2年生の「爆」オムニバス授業レポートをお届けします!!
2015年04月26日 カテゴリー:雑記
今年も1年生土曜日の「デジタルアニメーション基礎演習」多摩動物公園での校外授業の後、アニメーション専攻恒例の新入生歓迎会が行われました。

ちょうど1年前に歓迎を受けた新2年生が毎年幹事役を務めて企画セッティングする!というアニメ専攻伝統の新歓会。
参加したのは1年生はもちろん、2〜4年生、大学院生、それに先生や助手も加わって、とんでもない大人数の賑やかな新歓会となりました。
もちろん未成年の1〜2年生はジュースで乾杯〜!
教室とは違い、こうしたフランクな場所でのコミュニケーションは楽しいもの。ワイワイガヤガヤみんな笑顔!
最後に撮った集合写真は、もう誰が誰やら・・・の賑やかさ!

フレッシュな新入生が加わって、今年も益々元気な造形大アニメーション専攻です。
2015年04月11日 カテゴリー:ZOKEI ANIMATIONS, お知らせ
新年度に合わせて、東京造形大学アニメーション専攻の新しいDVDが出来上がりました。
毎年、1年間の授業成果や作品をまとめたDVDを作っています。
造形大アニメーションの今が分かるこのDVD。

今年のジャケット、一目でパッと目立つ元気の良いイラストは、新4年生となった在校生、清水翔太君が描いてくれました。
卒制作品集と1〜4年の授業紹介の2枚組み構成となっているこのDVD。進学相談会やオープンキャンパスなどで配布されますので、ぜひ手に入れてじっくりとお楽しみ頂ければ!と思います。
ZOKEI ANIMATIONSを今期もよろしくお願い致します。
2015年03月08日 カテゴリー:イベント, ゼミ紹介
3月6日(金)〜8日(日)の3日間「木船ゼミ展」が開かれました。
JR西荻窪駅、南口を下りてテクテクとまっすぐに路地を進んだ所にあるギャラリーY西荻。

その小さくて可愛らしい外観が気に入ってここに決めた!と言う趣のある扉を開けると、上映に合わせて原画やポートフォリオの展示など、とてもアットホームな雰囲気・・・。

木船ゼミ員のうち、最終日の午後に居たお店係当番員と訪ねてくれたOBのKさんも一緒に、木船先生を囲んではいポーズ!
狭いながらも狭いなりの楽しさのあった温かいゼミ展でした。
2015年03月04日 カテゴリー:お知らせ, 授業紹介
アニメーション領域で講師を務める周防義和(すお よしかず)先生が音楽を担当された映画『舞妓はレディ』が、先日の第38回日本アカデミー賞 <優秀音楽賞> 第69回毎日映画コンクール <音楽賞>に続いて、第10回おおさかシネマフェスティバル<音楽賞>、第19回日本インターネット映画大賞<音楽賞>の2つの賞をさらに受賞!これでなんと合計4つの音楽賞受賞となりました。

周防先生、おめでとうございます!4冠王というのは快挙です!
周防先生は同じく昨年公開された映画『超高速!参勤交代』でも音楽を担当され、こちらも高い評価を受けています。
大活躍の年になりましたね!
先生が担当されている2年生のための演習「アニメーション研究B」は後期の授業。今年またお逢いする楽しみが増えました。
ちなみに昨年の授業風景はこちらに!
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