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オンライン授業はじまってます!

新型コロナウィルス感染症拡大防止のため東京造形大学では学生の皆さんの安全を考慮し「前期期間」は全てインターネットを利用した遠隔授業となりました。アニメーション専攻も5月中旬よりガイダンス、6月初旬よりオンラインで授業がはじまってます!

最初は慣れなかった教員・学生達も一ヶ月経ちオンラインならではコミュニケーションを模索し、利点を取り入れながら授業をすすめています。

今日は2年生の「アニメーション研究A」の授業を紹介します。
この授業は、学生全員に3〜5分の短編アニメーションの企画を考えてもらい、クラスメートに向けて企画プレゼンテーションを行い、その中で学生と教員による投票で上位の企画8つを5−6人のチームで制作する授業です。グループで制作することによって、一つの作品を制作するために必要な工程や作業分担・効率化を含めた方法を実践・体感しながら完成させる、通称「グループ制作」と呼ばれています。

「え!オンライン授業で会えない状況でグループで相談して制作できるの!?」

そうなんです!グループ制作というと教室で膝を突き合わせてチームで議論し、同じ学食の釜の飯を食べ「あぁでもない!」「こうでもない!」と白熱した議論に議論を重ねて去年まで制作していましたが、それがオンライン!と?

色々と授業前に教員と助手で考え、学生がより議論を重ねられるようにと「各チーム会議室を持つ」「ClassroomやGoogleドライブ、Slackでチームでデータのやり取りや情報伝達がうまくいくように」と知恵を絞って授業を始めたおかげか、なかなか好調です。企画も良いものが出ていますし、みんなオンラインでのプレゼンテーションも上手!!

なにより1ヶ月間、授業を誰一人欠席していません!!

休んでいたのにカウントされてなかったらすみません。私が出欠確認した限りでは毎週各グループきちんと全員プレゼンテーションをしています。

色々書きましたが百聞は一見に如かず。そんな学生達の企画とプレゼンテーションの様子をお届けしようと思います。
(題名は現段階では仮題になります)

1「花が散る前に」



2「wanderer」



上部が作品のイメージボード、下部がオンライン(Googlemeet)でのグループプレゼンテーションの様子です。
各学生にオンライン上で作品の進行状況など話してもらいながら、毎週チェックしています。

「花が散る前に」も「wanderer」も冒険ものです。

次は恋愛もの!

3「ストーカー」



 

4「彼女が好き」



タイトルからわかるように複雑??と思われる恋愛を描いています。

どんな作品になるか興味深いですね!

次は

5「n回目の殺人」
<シリアスもの?電子レンジを抱える青年からなんとも哀愁が漂っています>



他にも

6「魚がこわい!」<サスペンス系・日常ホラー>



7「The City」<近未来系・ミュージック・ビデオ>



8「あひ子とあひ彦」<ほのぼの系・あるあるコメディ>



などなど8作品をグループで制作中です!どんな作品になるか??今からたのしみです。

今年9月に開催予定の ICAF <インターカレッジアニメーションフェスティバル>への出品は時期的に難しいかもしれませんが、なにかしら皆様にお披露目できるないかと考えています。

アニメーション業界も今後、オンラインやリモートでのワークスタイルが増えていくかと思いますので、学生時代からリモートでチーム制作の体験をすることは良い機会かと思っています。今回の新型コロナウィルスの出来事を糧に学生達がより多くの学びが得られるように今後も試行錯誤していきます。


(教員:若見ありさ)


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