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授業紹介の記事一覧

後期授業開始!

夏休みが明けて、月曜から待ちに待った後期授業が始まりました。
3日目の水曜日は2年生の集中演習Day。
午前中の必修授業「アニメーション研究B」を終えた午後は、同じく必修授業の「アニメーション演習AⅡ」です。

「アニメーション演習AⅡ」は、テーマに沿ったアニメーション短編を個人制作する授業。
今まではグループ制作が中心だった演習課題も、ここから個人制作に代わります。

授業初回は、いつものように名物「他己紹介」から始まります。
「自己紹介」ならぬ「他己紹介」は2人1組になってお互いをインタビューし、集めた情報をまとめて約3分間に構成、相手の特徴を上手に引き出すように紹介スピーチをする、というもの。

規定は3分以内!

メモとマイクを手に握って上るのは、小さなお立ち台、高さ約20cm。
実は昨年から高くしました (笑)
小さいながらこの魔法のステージが、緊張の度合いをさらにUPさせ
足を振るわせ、マイクを持つ手も震えさせます。

個性的な足元

しかし、これからは個人個人がその個性と度量を見せなければなりません。
自分のキャラクターを見せながら友人の紹介スピーチをする、ちょっと緊張するこの経験が人前で堂々と自分を表現し、しっかりと話す良いトレーニングとなります。

今年の2年生は明るくお茶目!

今年の履修者は45名。
それぞれ自分なりの工夫を凝らしたユニークな他己紹介に
教室には大きな笑い声が響きました。

アニメーション演習AⅡ


(教員:森まさあき)

今年もオムニバスはパントマイムから!(アニメーション研究C)

さて、4月から新学期も開始! 造形大アニメーション専攻領域では、2年生から3年生までの2年間に亘って、『オムニバス』と呼ばれている、「アニメーション研究A~D」という授業があります。
週一回、4週間~7週間のスパンで、現場で活躍するクリエイターの方々を続々と講師に招き、ユニークで実践的な講座を行ってもらうのです。

というわけで、新3年生のオムニバス授業=アニメーション研究Cのトップバッター講師は、<パントマイム伝道師♪シスターひろみ>こと、細川紘未(ほそかわ・ひろみ)先生!

細川紘未先生。「シスター!」

先生が担当されるのは『身体表現』。その名も、「パントマイム式・クリエイターのための自分感覚活性化講座」! そう、パントマイムの授業なのです!

え? アニメーション専攻でパントマイム?
いえいえ、パントマイムは、キャラクターアニメーションの基礎。キャラクターたちは、その身体の動き=演技によって、魂を与えられます。身体を使った演技の基礎は、頭の中の座学だけでは、きっとダメ。だからプロフェッショナルの先生に教わりながら、実践! なのです。

パントマイム実践!

アニメーターは、自ら役者として、その状況動作と裏にある意識や感情を表現しなくてはなりません。パントマイムは、実はアニメーションにとって、その表現の土台となる重要な要素であるといえるのです。
「重心の意識」「自主的運動」「受動的運動」「固定点」。実際にこれらを身体の各部位の動きのなかで表現できてこそ、アニメーターなのです。

授業は、大学院棟の教室を特別に借りて行われています。鏡の前で、とにかく自分の身体だけを使って、さまざまな表現を学んでゆく学生たち。 普段は机の前で絵を描くことが多いみんなも、汗をかき、身体を意識し、動かすことで、頭も身体も、柔らかく!

身体も心も柔らかく

「クリエイターは体力だ!」「楽しむことが一番!」 とおっしゃる細川先生。この授業では、まさに身をもって、そんなポジティブなコミュニケーション能力を、仲間たちとともに体得できることも、大きな魅力となっています。
みんな良い表情!

次回は、2年生の「爆」オムニバス授業レポートをお届けします!!


(教員:和田敏克)

4冠王!

アニメーション領域で講師を務める周防義和(すお よしかず)先生が音楽を担当された映画『舞妓はレディ』が、先日の第38回日本アカデミー賞 <優秀音楽賞> 第69回毎日映画コンクール <音楽賞>に続いて、第10回おおさかシネマフェスティバル<音楽賞>、第19回日本インターネット映画大賞<音楽賞>の2つの賞をさらに受賞!これでなんと合計4つの音楽賞受賞となりました。

舞〜妓〜はレディ〜♪

周防先生、おめでとうございます!4冠王というのは快挙です!
周防先生は同じく昨年公開された映画『超高速!参勤交代』でも音楽を担当され、こちらも高い評価を受けています。
大活躍の年になりましたね!

先生が担当されている2年生のための演習「アニメーション研究B」は後期の授業。今年またお逢いする楽しみが増えました。

ちなみに昨年の授業風景はこちらに!


(教員:森まさあき)

アニメーション原理Ⅱ

1年生の後期の演習授業「アニメーション原理II」が進んでいます。
テーマは<リズムに合わせての切り紙アニメーション>

8班に別れて、それぞれ好きな楽曲を持ち込み、そのリズムが何フレームで刻まれているかを計り、アニメーション・シートを作ってそれを頼りに撮影するというもの。

教室風景

思い思いの切り紙素材を、ワイワイ言いながら作っています。

思い思いの切り紙素材

リズムを計るにはPCのソフトを使うやり方もありますが、昨年から原点に戻って採用しているのがストップ・ウォッチ!

新兵器(?)ストップウォッチ

この原始的なアナログ機材、使いこなすと実は凄〜く便利なんです。
まさにアニメーターの必需品!

音楽を聞き込んでストップウォッチで計ったフレーム数に合わせてコマ撮り作業をします。
さ〜て、リズムに合わせて自由に歩いたり、走ったり、踊ったり・・・
上手く出来るかな〜?

各班のセッティングも違って面白い

今年は各班、背景も含み、なかなか凝ったセッティングなので、上がりが楽しみ〜!
発表上映および講評会は12月のラスト授業!
出来が良い班は、来年1月の後期大講評会で全編上映!
さ〜て、どんなことになりますか?


(教員:森まさあき)

卒制中間発表会+ハロウィン

10月の最終日31日(金)、アニメ専攻4年生の卒業制作の中間発表会がありました。12月の提出第一締め切りも目前に近づき、みんな緊張した面持ちか?と思いきや、なんと学生の多くがコスプレをして登場〜!

そう、折しもこの日はハロウィンの日!
緊張するはずの卒制の発表会のはずが、教室はハロウィン・コスプレで
ワイワイ♪と、はしゃいでいます。

卒制は忘れてもコスプレは忘れない!?

12月はもうすぐ!みんなコスプレして浮かれてる場合ではないんじゃ?という気もするのですが・・・余裕があるのかな〜?
いや単なる現実逃避なのかな〜?(笑)

しかし肝心な発表となると、みんなやはり余裕が感じられない真剣な雰囲気に!そこに先生達からは厳しい叱咤、激励、そしてアドバイスが飛びます。

卒制中間発表会

本当に陽気でお馬鹿なアニメ専攻の学生達!
みんな卒業しないで一生造形大で遊んでる気か〜!?

と先生達も呆れながらも一緒に記念撮影!パチリ!
今日も楽しいアニメーション専攻でした。

遊ぶことだけは忘れない造形大生!


(教員:森まさあき)

アニメーション研究B

2年生のための演習授業『アニメーション研究B』が進んでいます。
この授業は3人のゲスト講師の先生をオムニバス形式で4回ずつお招きする構成。
現在大ヒット公開中の劇場映画『舞妓はレディ』の音楽も担当された周防義和先生のユニークな授業が行われています。

周防義和先生♪ 映像と音楽に関する授業♪

「映像と音楽との関係」がテーマの周防先生の授業では、キーボードを前にした先生が突然演奏を始める場面も多々あります。

学生を参加させてのパフォーマンス講義♪

今回は特別にそのほんの一部を動画で御紹介してみましょう!


今日の講義では、学生を参加させて1つのキーでベース音を弾かせ、その横でLydian♭7th(リディアン・フラット・セブンス)という、ファ♯シ♭のスケールを先生が即興で弾いて不思議なハーモニーをその場で作り出したり、鍵盤をドラムのように叩く面白い奏法を紹介したり、ちょっと不思議な音階やリズムなど、音楽の持っているゲーム性やその楽しさを様々なアプローチから紹介し、アニメーション造りを豊かにするヒントを一杯教えて下さっています。素敵な授業ですね!


(教員:森まさあき)

立体アニメーション基礎

後期の演習授業「立体アニメーション基礎」が始まっています。
この授業は2年生以上を対象とし、アニメーション専攻以外の、どの専攻からでも履修ができる東京造形大学らしい『ハイブリッド科目』。
グラフィックやメディア、ID、室内建築、絵画、彫刻などなど、様々な専攻の学生が入り交じって、立体アニメーションに初挑戦しています。

立体アニメーション基礎

今日は人形の「骨」の制作。
コマ撮り用の人形は、少しずつ動かしたポーズをそのままキープできる
繊細でしっかりとした骨が必要。

骨の基本的な構造

まずは骨の構造理論を学んだ後、それぞれのデザインした人形に合わせて
ヒューズ線をハンダ付けして、コマ撮り用の人形の骨格を作っていきます。

骨組みの制作

まだ慣れないハンダ付け作業ですが、さ〜て、どんな人形が出来上がるか?
初めての人形アニメーション。
何はともあれ、この先が楽しみ!楽しみ!


(教員:森まさあき)

アニメーション演習AⅡ

夏休みが明けて、月曜日から後期授業が始まりました。
今日水曜日の午後は、2年生の必修演習授業「アニメーション演習AⅡ」でした。

2年の前期までは主にグループ制作で行っていた制作を、これからは個人制作に向けるため、1人1人の個性を出すためのトレーニングとして、人前でしっかりスピーチする、まずはプレゼンテーションの実践授業からスタート。

2人1組になってインタビューをし合い、集めた情報を元に原稿をまとめ
その相手の紹介をそれぞれが単独でスピーチをする。
「自己紹介」ならぬ「他己紹介」。

メモとマイクを手に発表台に上がるのですが・・・
今年のステージ、お立ち台の高さは今年は20cm!
いつもの倍にしてみました(笑)

このちょっとした高さが緊張を生みます

このちょっとした高さが緊張を生み
足はガタガタ、メモを持った手も震えます。

メモを持つ手も震えます

足・足・足

凄い緊張感の中、みんなどこまでやれるかな?と心配していましたが
今年の2年生はノリが良く、なんとラップで他己紹介をこなす学生が登場!
それに負けじと別の学生もラップで応戦!教室は手拍子で大盛り上がりです。

顔・顔・顔

なかなか個性的な2年生。
今年はICAFにも彼らの作品が流れます。
造形大の新しいパワーに御期待下さい!

笑顔溢れる授業風景


(教員:森まさあき)

立体アニメーション

4月から始まった前期授業も、7月に入り大詰めを迎えようとしています。

前期の「立体アニメーション」はアニメーション専攻の学生を対象にしたコマ撮り人形アニメの演習授業。
人形を自作し「歩き」「走り」といった基本的な人形のコマ撮りを覚えた後は、いよいよ背景作り。

背景作り

恒例となった床面に直接紙を張り込んで、思い思いの色にベース色を塗った後、手の平を使ってペタペタとムラ模様を描いていきます。

そしてそれを背景に、照明を使って空間の雰囲気を楽しみながらの撮影となります。

背景に照明を当てて撮影

授業ごとに、毎回セッティングと片付けを繰り返しているだけあって、学生たちの動きもテキパキと手際よくなっているのは素晴らしく、その成長っぷりに演習授業の大きな成果が見えます。

さぁて来週は、さらにスポットライトやフィルターや変圧器など、ますます器具が増えて、セッティングはどんどん複雑に!頑張れラストスパートじゃ!

造形大も後数週間でオープンキャンパス開催!
そして残り1週間で前期の授業が終了し、夏休みとなります。
学生の成長も早いですが、時間も確実に早く過ぎてゆきます。


(教員:森まさあき)

ジブリとパテマ

金曜日の3〜4限目、大学院の授業「造形特講」は各専攻から毎週様々な特別講義が提供されるオムニバス形式の講座。
ここ3週間はアニメーション専攻が担当する特別講義が開講されました。

その最終日となった20日(金)はスタジオジブリで長年CGを担当されている泉津井陽一(せんづいよういち)さんと、三好紀彦(みよしのりひこ)さんが講師として来校されました。

三好紀彦さんと泉津井陽一さん

ジブリの新作『思い出のマーニー』の作業をやっと終えたばかりの状態で駆けつけて下さったお二人。
0号試写もまだこれからという、出来たてホカホカ状態の『思い出のマーニー』公開は7月19日から!

現場の厳しさと真剣さがヒシヒシと・・・真剣に聞き入る学生たち

この日は今までに手掛けた『風立ちぬ』や『かぐや姫の物語』などの作例を中心に、スタジオジブリにおける独特の絵作りの考え方、CGの利用法など、細かく説明して下さいました。

絵作りに対する考え方が、他の制作会社と全く違う現場ジブリのその真剣さ、試行錯誤を含む作業の大変さに触れることが出来、想像を絶する複雑な制作工程を踏んでいた事実を再確認し、作品をもう1度新たな目で鑑賞しなくてはいけない!と会場からはため息が漏れていました。

続く5限目は、別の教室で「ハイブリッド特別講座」が開かれました。
これは東京造形大学の大きな特徴の1つでもある、専攻領域をまたいで、どの専攻の学生も履修することが出来るという、広く門戸を開いた自由度の高いオムニバス講座。
毎回代わるゲスト講師、この日は『イヴの時間』『サカサマのパテマ』などで有名な吉浦康裕(よしうらやすひろ)監督の登場!

ハイテンションなトーク吉浦康裕監督
吉浦監督のスペシャル授業!

こちらでは、いかに効率良く絵作りを行い、自分の言いたいことや表現したいことを伝えるか?といった、スタジオジブリとは全く対照的とも言える、効率の良さを重視した現場における創作のポイントについて、吉浦監督の熱気に溢れたハイペースなトークが展開されました。

講義が終わりサイン攻めに遭う吉浦監督

クリエーターさんの来校!と言うことで、講義終了後に質問やサイン攻めに遭う吉浦監督。

アニメーション界の大物ゲスト講座が続いたとてスペシャルで貴重な一日となりました。


(教員:森まさあき)


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ZOKEI ANIMATIONS

PICK UP !

■ ZAA誕生!
東京造形大学アニメーション専攻の作品群が楽しめる 「ZOKEI
ANIMATIONS ARCHIVES」略して
「ZAA」がスタートしました。
専攻設立から始まる膨大な量の過去作品群や、読み物、インタビュー記事、アニメコーナーなどなど
その内容も続々とリニューアルしつつのオープンですので、段々充実するワンダーランド!
待望のアーカイブ・サイトです。
まずはどんなものか?どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。
https://www.anizo.com/
ZAA

■アニメーション専攻領域について

今や国際的にも認められる日本のアニメーション文化。東京造形大学のアニメーション専攻領域は、他に先駆けて本学が着目してきた領域です。単なるオタク・アニメではなく、アートや実験映像、CGやパペットなど、様々なアプローチからその理論や技術、そして現象を研究し、新たな表現手段の可能性を幅広い視野を持ってバランス良く実践的に学べることを目指しています。

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