広島国際アニメーションフェスティバル2016
今年も広島国際アニメーションフェスティバルが8月16日(木)〜22日(月)まで、広島アステールプラザで開催されました。
2年に一度、世界中からアニメーション作品が大集合するこのフェスティバル、その目玉は何と言っても新作でグランプリを競うコンペティションです!
まずは第一選考に残るのも厳しい!と言われる広島アニメフェスティバルのコンペ。確かに今年は世界70カ国から2,248作ものエントリーがあり、日本からは277作品がエントリー。しかし結局第1次選考60作に残ったのはわずか7作品!
こんな超難関を突破し今年は東京造形大学、絵画専攻出身で客員教授でもある山村浩二(やまむらこうじ)さんの『サティの「パラード」』と、東京造形大学、アニメーション専攻第1期生の坂元友介(さかもとゆうすけ)さんの『ナポリタンの夜』の2作品が揃って《優秀賞》を受賞を果たしました。
山村浩二さんの『サティの「パラード」』は、エリック・サティーの幻のバレエ音楽「パラード」をユニークにアニメーションで表現した、超現実的アニメーション作品。
新作ながら海外の映画祭でもすでに受賞されていますが、大きなコンペでの受賞は初めてと言うことで、御本人もとても喜んでいました。
坂元友介さんの『ナポリタンの夜』は、ホラータッチのユーモア溢れた作品で、コンペ会場は大きな笑い声に包まれました。何よりも東京造形大学のアニメーション専攻設立以来「初」となるアニメ卒業生の記念すべき受賞です。
教室に「坂元神社」でも設置したい気分です!
坂元さんには、ぜひ造形大での凱旋特別講義をお願いしなくては!
さて今回の広島の会場には、夏休み中の東京造形大生達もはるばる大勢駆けつけて来ました。
学科生から大学院生、そして卒業したOBも含めると、会場には多くのZOKEIキッズの笑顔が見られます。大会4日目の夜、そんなみんなに声を掛けて先生も一緒にZOKEI呑み会を開きました。集まったのは約50人!みんな広島に泊まりがけだからこそ出来るこの呑み会。これも旅の大きな楽しみの1つ!
沢山のアニメーションを観て、アニメーションに対しての色々な想いと、広島の沢山の思い出を胸にそれぞれ帰京。
さ~て、夏休みもあと2週間!そろそろ後期授業の準備をしなくては!
広島国際アニメーションフェスティバル2016
今回の受賞情報など詳細はこちら
(教員:森まさあき)