3年生「アニメーション研究C」
2013年04月15日 カテゴリー:授業紹介
さて、新学期! 今年も3年生の授業「アニメーション研究C」がスタートです。
前期に6回ずつ、二人の先生をお迎えして、専門性が高く、かつヴァラエティに溢れた授業が行われています。
最初の6週間、『身体表現』の授業を担当してくださるのは、<パントマイム伝道師♪シスターひろみ>こと、細川紘未(ほそかわ・ひろみ)先生。
そう、その名も「パントマイム式・クリエイターのための自分感覚活性化講座」という授業なのです!
アニメーションは、映像のなかに<生命を吹き込む>技術。キャラクターたちは、その動き=演技によって、魂を与えられます。 たとえば、<人に押されて後ろへ1歩下がる>演技と、<自分の意思で後ろへ1歩下がる>演技は、全く異なります。<風に吹かれて1歩下がってしまう>も違いますよね。
アニメーターは、自ら役者として、その動作と裏にある感情を表現しなくてはなりません。パントマイムは、実はアニメーションにとって、その表現の土台となる重要な要素であるといえるのです。
授業は、大学院棟の教室を特別に借りて行われています。鏡の前で、とにかく自分の身体だけを使って、さまざまな表現を学んでゆく学生たち。 普段は机の前で絵を描くことが多いみんなも、汗をかき、身体を意識し、動かすことで、頭も身体も、柔らかく! 自然に笑顔がこぼれていますね。
「クリエイターは体力だ!」「楽しむことが一番!」 とおっしゃる細川先生。この授業では、まさに身をもって、そんなポジティブなコミュニケーション能力を体得できることも、大きな魅力となっています。
(教員:和田敏克)