10cmの緊張
2012年09月13日 カテゴリー:授業紹介
夏休みも無事に明けて、今週月曜から後期授業が始まりました。
今日、水曜日は2年生の必修授業日でした。
午前中はワークショップ形式のオムニバス演習授業「アニメーション研究B」
午後はいよいよ個人制作の演習となる「アニメーション演習A-ll」です。
今日は初日と言うこともあって、午前午後をまたいで、プレゼンテーションに関するスピーチの実践授業をタップリと行いました。
2人1組になって、お互いをインタビューし、それを元に原稿を作り、そして紹介発表する「他己紹介」というトレーニングです。組む相手はクジ引きで決まるので、今まで話をしたこともない同級生とドキドキしながら話をするチャンスにもなります。
そしていよいよ発表会!
いつもの仲間の前なのに、やたらと緊張する、その理由の1つはステージにあります。
実は発表するために、撮影用の箱脚で簡易的なステージを作ってあるんです。その高さ、ほぼ10cm。
たった10cmながら、このちょっとした高さが、発表者のドキドキを増幅させます。
度胸一杯で挑んだつもりが、立った途端に用意した原稿を持つ手の震えが止まらなくなったり、途中で言葉に詰まった途端ワケが分からなくて頭が真っ白になったり・・・。
魔法のお立ち台は、想定外のアクシデントが一杯!
でもこうした経験を積むことで、人前でもきっちりと話し、言いたいことを伝える能力が生まれるのです。
夏休み明けで久々に集まったこともあり、教室は和やかな笑顔で一杯になりました。これから毎週こうやって発表し続けて、作品と共に自身も成長してくれれば・・・。
仕掛けた先生は、そんなことを思って、ほくそ笑んでいましたとさ。フォッフォッフォッ・・・。
(教員:森まさあき)