2011年3月
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余波

震災および計画停電の影響もあって、色々な所に影響が出てきています。
実は『卒ZO展2011』に続いて、昨年の卒業生・八木貴也(やぎ たつや)さんと、今年の卒業生・徳永真利子(とくなが まりこ)さんの2人展『ソンナコニソダテタオボエハナイヨ』が下北アートスペースで3月22日(火)から27日(日)まで開催の予定でしたが、こちらも残念ながら開催延期となってしまいました。

ソンナコニソダテタオボエハナイヨ

八木貴也さんと徳永真利子さんは、どちらもアニメーション専攻領域の第4期生です。
八木さんはすでに卒業をしていますが、実は卒業制作『いくつ』と言う作品は、余りな大作だったため最終形まで完成が出来ず、8割方の仮の完成形で終了を迎えていました。卒業後に働きながら作品完成に費やした努力が実るはずの今回の上映展でした。

また徳永真利子さんは、卒業を1年見送り留年という形を取って造形大で学び、晴れて今年卒業!しかし彼女の卒業制作も、まだまだ手を入れなければならないギリギリの完成度でしか上がっておらず、そうした意味でも今回の上映は二人にとっての、まさに「雪辱戦」となるイベントだったはずです。

とても才能ある二人ですので、その完成と共にイベントを楽しみにしていましたが、今回は仕方ありません。でも是非また機会を作って、改めて見事に完成した二人の作品をじっくりと拝見したいと思っています。

今日はその八木貴也さんが3年生の時制作した『紺野さん』という作品を載せておきます。
この作品は3年のアニメーション演習「私に関するストーリー」として作られた作品と、同じ3年のこづつみPON先生の「何でも目立つショート・アニメを!」という演習課題として作られた『ねぎ』の合体バージョンです。

八木さんのユニークな作風が光る傑作です。


『紺野さん+ねぎ』/ 八木 貴也 2008年(2’50)


(教員:森まさあき)


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