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ZOKEI ANIMATIONSの記事一覧

『くじびき』

ZOKEI ANIMATIONSの中から
今日は『くじびき』という作品を紹介します。

作者は李 東勲(イ ドンフン)さん。
韓国からやって来た留学生で
東京造形大学の大学院で3年間学びました。
『くじびき』はそんな彼の修了制作です。

実は彼、大学院の修了制作として本当は別の作品を計画していたのです。
ところがどうしてもその作品が卒業に間に合わず、替わりに以前から制作を続けていた、この『くじびき』を仕上げて、何とか修了に漕ぎ着くことになりました。

まずは、色々と思いの詰まった彼の作品を御覧下さい。



『くじびき』/ 李 東勲 2008年(5’45)

卒業後も制作を続けていた本来の修了制作となる『夢の案内人』は、卒業して1年以上経った今年ようやく完成!
先日東京と京都で催されたICAF2010で東京造形大学の代表作品の1本として、めでたく上映されました。

アニメーションは一日にしてならず!と言うことでしょうか?

スローペースながらも着実に制作を進めている李 東勲(イ ドンフン)さんの今後を応援したいと思います。


(教員:森まさあき)

『パーフェクトチャンス』

ZOKEI ANIMATIONSの中から
今日は『パーフェクトチャンス』という作品を紹介します。
作者は北澤 知世(きたざわ ともよ)さん。
前回御紹介した『FRAME OUT』の石垣 裕太郎さんと同期
東京造形大学アニメーション専攻領域の第3期生です。

卒業制作として作られた、この作品は
どこの学校にも置いてある、あの<ホワイトボード>を使った
楽しいアニメーション作品です。

ホワイトボードにマーカーで絵を描いては消し
そしてまた描いては消し・・・
といった作業の連続を、コマ撮りして作られたものです。


『パーフェクトチャンス』/ 北澤 知世 2009年(2’10)

ユニークなアイデアの作品ですが
実際の作業はなかなか思うように進まず、完成に至るまでは
かなり苦労した様子でした。でも必死に頑張った甲斐あって
この作品は、めでたくこの年の<ZOKEI賞>を受賞しました。

頑張り屋さんの北澤さんはその後
教務補佐として1年間、造形大でアニメーション教室の面倒を
色々と勤めてくれました。
現在はWeb関係の制作会社で演出を担当しているそうです。

色々と活躍してます造形大OBたち。
更なる飛躍をお祈りしていま〜す!


(教員:森まさあき)

『FRAME OUT』

ZOKEI ANIMATIONSの中から
今日は『FRAME OUT』と言う作品を紹介します。
作者は石垣 裕太郎(いしがき ゆうたろう)さん。
東京造形大学アニメーション専攻の第3期生です。

卒業制作として作られた、この作品
題名の『FRAME OUT』のフレームとは、映像の画面枠のこと
本来は映像を切り取るべき画面枠、それをはみ出してキャラクターが遊ぶ
ユニークで軽いテイストに仕上がっています。


『FRAME OUT』/ 石垣 裕太郎 2009年(2’20)

在学中はアニメーション以外にも上映会ポスターやDVDジャケットなど
独特の軽いタッチのイラストを描いてくれていた石垣さんは
現在デザイン事務所勤務、色々な仕事にチャレンジ中だそうです。
この作品のように既成の枠から飛び出した、更なる飛躍を祈っているぞ〜!

をを!そう言っていたら
本人がオープンキャンパスに元気そうに遊びに来てくれました!
来たる7月30日〜8月4日まで
下北沢でグループ展「ウチュウカンをぬけて」を開催するそうです!
頑張ってるじゃん!東京造形大学OB〜!
フレ〜ッ!フレ〜ッ!


(教員:森まさあき)

『トロンプ・ルイユ』

今日は『トロンプ・ルイユ』と言う作品を紹介します。
作者は本岡 宏紀(もとおか ひろのり)さん。
東京造形大学アニメーション専攻領域の第2期生です。

この作品は、卒業制作として2008年に完成し
見事に<ZOKEI賞>を受賞した作品です。

<ZOKEI賞>というのは、東京造形大学の卒業制作の中から
特に優秀な作品に贈られる、名誉ある賞です。
毎年1月に行われる卒業作品展「ZOKEI展」の中から
専任の先生達が選び、3月の卒業式に授与されます。


『トロンプ・ルイユ』/ 本岡 宏紀 2008年(4’18)

本岡さんは在学中から映像関係のアルバイトもこなす実力の持ち主で
その実力が故に、アルバイトに多くの時間を割かれ
肝心な卒業制作に掛ける時間を作るのに苦労したようでした。
しかし最終的には、卒制としてここまでキッチリ仕上げたのはお見事!

そんな本岡さん、今は映像のプロとして
ゲームや映像の3DCGにアニメ−ションを付ける仕事を主に
バリバリと励んでいる様子。

近日発売予定のPSPゲーム「ナルト疾風伝キズナドライブ」でも
イベントシーンやモーションを担当したのでぜひ!とのこと、頼もしいです。

まずは身体に気をつけながら頑張って
うんと出世して、造形大の後輩達にレクチャーをしに来て欲しいです。
待ってるぞ〜!


(教員:森まさあき)

『天然バーバー』

ZOKEI ANIMATIONSの中から
今日は『天然バーバー』という作品を紹介します。
作者は中村 英次郎(なかむら えいじろう)さん
東京造形大学アニメーション専攻領域の第1期生です。

この作品は、このWebZoでも授業内容を紹介している
アニメーション演習B?の授業課題
<私に関するストーリー>の1つとして
彼が3年生の時に制作したものです。

ふわっとした独特の雰囲気を持つ英次郎さんですが
この作品も彼に似て、イラストとナレーションと音楽がふわっと
独特の雰囲気をかもし出しています。
↓御覧下さい。


■『天然バーバー』/ 中村 英次郎 2005年(5’00)

自身の髪質に対するコンプレックスをはねのける素敵な作品ですが
この作品を作り終えた当時、本人が何故かいきなりストレートパーマを掛けて
さらさらヘアーで登校してきた時には、クラスメート全員がギョ!ギョ!ギョ!忘れられないエピソードとなりました。

英次郎さんて、ちょっと謎。
でも今はキリリとした社会人となって活躍しています。
今度ゆっくり語り明かしたいものです。


(教員:森まさあき)

『かべしねかり』

東京造形大学の新校舎の建設に合わせて
昨年2009年のオープンキャンパスで、工事用フェンスの壁面に
ライブペイントを描く!というイベントがあり
アニメーション専攻領域の当時4年生の有志が
「伝説の5人の勇者」としてこれに挑みました。

工事用壁面のライブペイントは、各専攻間でその出来を競う!
と言う人気投票決戦なるイベントも行われましたが
残念ながら金メダルには届かず、勇者達はそれぞれの道に旅立っていきました。

かべしね伝説

しかしその後、作品保存は期間限定と言われながら・・・
なぜか未だにそのまま残されているのは、この「かべしねかり」だけ。
造形大学の学食の横で今も素敵な<壁の華>となっています。

かべしね伝説

シネカリとはそもそもフィルムの一コマ一コマを
直接引っ掻いてキズを付けて画を描き創り出す
カメラを使わない実験的アニメーション制作法の1つ。

この「かべしねかり」は、遠目から見ると1つの画ですが
近くからよ〜く見るとフィルムのコマのような小さなマス画で出来ており
これを1つずつコマ撮りで撮ると、なんと!アニメーションになる!という
まるでだまし絵のようなユニークな作品でした。

かべしね伝説かべしね伝説

新校舎が完成すると、この工事用壁も撤去されてしまうので
せっかくの名画(?)も無くなってしまいます。
新校舎完成は今月一杯の予定・・・。
実物が見られるのも、もう少しだけの間だけです。

東京造形大学キャンパスの期間限定の隠れた名所!?
もし造形大にいらしたら、学食(カフェテリア)の右手裏を
ちょっと覗いてみてはいかがでしょうか?


『かべしねかり』 / チーム「しねかり」 2009年(1’40)

今年のオープンキャンパスも
いよいよ来月の16〜18日に迫っています!


(教員:森まさあき)

『十打箱』

ZOKEI ANIMATIONS の中から
今日は『十打箱』という作品を紹介します。

作者は、河内 大輔(かわうち だいすけ)さん
東京造形大学にまだアニメーション専攻領域が無かった2002年に
視覚伝達専攻領域「映像」の映画コースを卒業し
そこから更に1年間、研究生として在籍し学びました。
これは2003年に制作された作品です。

現在のアニメーション専攻領域は、河内さんが研究生修了となった
2003年の春からのスタートでしたので
彼の学生時代にはまだアニメーションの演習授業は週一にしかなく
しかも希望者が多いため、その履修は抽選で決められる、という状況!

「今の学生たちは本当にうらやましい!」と語っていました。

でもそうした環境で作られたとは思えない
楽しく洒落たアニメーション作品になっています。

まずはWebZo初の動画表示をお楽しみ下さい!


『十打箱』ten count box / 河内 大輔 2003年(1’20)

河内大輔さん、現在はゲーム制作会社に勤務
「Guily Gear 2」「プリンセス・オン・アイス」
「Blaz Blue」などをはじめとするゲームのための
3D・2Dキャラアニメーションを作っています。

これから東京造形大学を目指す方たちへ何かひとこと!とお願いしたところ
以下のような温かいメッセージをいただきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アニメーションを作っていると、自然と周りに仲間が増えます。
その仲間たちを手伝ったり、手伝ってもらったり、アイデアを出し合ったり…
アニメーション制作に励んだ僕の大学時代はたいへん有意義なものでした。
というのも、この大学には自発的にに自主制作できる環境が整っていて、学生たちの意欲も高いからだと思います。
受験生のみなさんもいずれこの場所でアニメーションを学べるようになったらいいなと、心から応援いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

河内大輔さん、ありがとうございました!
これからも御活躍を応援しています!


(教員:森まさあき)


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ZOKEI ANIMATIONS

PICK UP !

■ ZAA誕生!
東京造形大学アニメーション専攻の作品群が楽しめる 「ZOKEI
ANIMATIONS ARCHIVES」略して
「ZAA」がスタートしました。
専攻設立から始まる膨大な量の過去作品群や、読み物、インタビュー記事、アニメコーナーなどなど
その内容も続々とリニューアルしつつのオープンですので、段々充実するワンダーランド!
待望のアーカイブ・サイトです。
まずはどんなものか?どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。
https://www.anizo.com/
ZAA

■アニメーション専攻領域について

今や国際的にも認められる日本のアニメーション文化。東京造形大学のアニメーション専攻領域は、他に先駆けて本学が着目してきた領域です。単なるオタク・アニメではなく、アートや実験映像、CGやパペットなど、様々なアプローチからその理論や技術、そして現象を研究し、新たな表現手段の可能性を幅広い視野を持ってバランス良く実践的に学べることを目指しています。

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